スポーツトレーナーという仕事に就きたいという目標を持った時に、スポーツトレーナーは個人で事業を行うものなのか?就職先があるのか?はたまた、スポーツトレーナーはいったいどれくらい稼げるのか?と疑問に思う方は多いと思います。
ここでは、スポーツトレーナーの就職先と収入についてご紹介します。
未経験者でも就職は可能です。いわゆるインストラクターとして、スポーツクラブの会員の方々にトレーニングのプログラム作成や指導などを行うことが主な仕事になります。
多くのスポーツジムでは入社後に研修制度などがございますので、スキルや知識は研修で身に付けることになります。また、会社独自の資格制度などもあります。
しかし、会社独自の資格ですと、退社後には資格自体の価値がなくなってしまうこともあるようです。
年収は
300万円~350万円程度で月収に換算すると20万円~28万円程度になります。
初任給は18万円~20万円です。スポーツクラブに就職するという形ですので経験値やキャリアアップで昇給が見込まれると思います。
近年では、接骨院・整骨院のグループ企業がプロスポーツチームやプロ選手または、企業チームや大学と提携しスポーツトレーナーを派遣するというケースが多くなっています。この場合には接骨院や整骨院に就職することになりますので、医療系の国家資格が必要になります。特に「柔道整復師」「鍼灸師」の資格を所持していれば、知識やスキルの高さ次第では、即戦力として、プロチームやスポーツ団体のトレーナーとしての仕事を担当するケースもあります。また、JSPO-AT資格を取得し接骨院・整骨院に就職するケースもあります。
年収は
350万円~450万円程度で月収に換算すると25万円~36万円程度になります。
初任給は近年、上昇傾向にあり、地域性にもよりますが25万円以上が見込まれます。昇給制度や能力給などにより、昇給の幅も広くなっているようです。
資格をしてもすぐにプロチームやプロ選手の専属トレーナーとして仕事に就くのは厳しいというのが現状です。しかし、キャリアを積んで実績と経験、さらに人脈が構築できれば、
プロチームやプロ選手との専属契約も可能でしょう。
こんな例もあります。
医療系の国家資格を取得した3年後にJリーグ(J1)の専属トレーナーとして契約をしたというトレーナーもいます。彼は、その数年後にサムライブルー(サッカー日本代表)のトレーナーとして12年間、代表に帯同しました。
このような例もあるので、医療系の国家資格を取得し、キャリアを積みチャンスや人脈に恵まれれば、プロチームやプロ選手の専属トレーナーという道も開けるかもしれません。
年収は
プロチームとの契約となると、仕事の内容は多岐にわたることもあり、契約内容にもよりますが、年収は1000万円前後、プロ選手との専属規約であれば、300万円~500万円
程度になるかと思います。プロチームとの契約であれば、年間契約が通常、プロ選手との契約であれば、その契約期間によって収入も変わってくるでしょう。
近年では、パーソナルトレーナーという呼称でトレーナー個人のスタジオやジムを開業し、マンツーマンでトレーニングを指導するという業態が増えています。
この場合の資格は「スポーツトレーナーに求められる資格」で紹介したJSPO-AT(民間資格)その他のスポーツトレーナー民間資格で紹介した資格を所持していれば開業は可能です。
こんな例をご紹介します。
そのトレーナーは18歳で渡米し「NATA-ATC(アスレティックトレーナー)」を取得。
「NATA-ATC(アスレティックトレーナー)」は1990年、アメリカ医学界(AMA)によって准医療従事者として認定され、国家資格の立ち位置になったスポーツトレーナーの資格です。取得後、帰国した彼は、企業スポーツチームや日本プロ野球チームでトレーナーとして実績を積み個人でパーソナルジムを経営しています。そのジムには有名プロゴルファーやプロボクシング選手、未来のスポーツ選手らがトレーニングや身体のケアに訪れています。
重要なことは、資格を取得したから、スポーツトレーナー専門学校やスポーツ系体育系の大学を卒業したからということではなく、やはり「実績」と「信頼度」です。
年収は
パーソナルトレーナーの年収は、働き方によって変わってくると思いますが、200万円~400万円程度。前出したようなスーパートレーナーですと軽く1000万円を超える収入が見込めるのではないでしょうか。
関東柔道整復専門学校では、スポーツトレーナー養成コースを開設し、「スポーツトレーナーのスキルと知識を持った柔道整復師」を養成しています。
スポーツトレーナー養成コースでは、スポーツトレーナーとしてスポーツ現場で現役として活躍するトレーナーを講師に迎えて、講師の経験をもとに実践的な講義を展開しております。柔道整復師の国家資格取得とスポーツトレーナーのスキルと知識を習得することで
選手やアスリート、チームに対して、トレーニング指導やテーピングなどの「フィジカル・コンディショニング」とケガへの対応やリハビリなど「メディカル」の両面からサポートのできる完全体のスポーツトレーナーの養成を目指しています。
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